スタートアップ・ベンチャー転職は年収が下がる？
スタートアップ・ベンチャー転職は年収が下がる？
スタートアップ・ベンチャー転職において、年収が上がるか下がるかは一概に言えません。転職における年収の変動は様々な要因に影響されます。
業界や職種
スタートアップの業界や職種によっても給与水準が異なります。一部のスタートアップでは高い給与が期待されることがありますが、他の分野ではそうでないこともあります。これは企業の賃金体系によるので面接内でしっかりと確認することをお勧めします。
また職種によっても年収レンジは異なります。
スタートアップの規模と成熟度
フェーズが浅い設立間もないされたスタートアップと、成熟度の高いスタートアップでは給与水準が異なります。設立浅めのスタートアップでは資金調達額等のリソースが限られているため、給与が高くないことがありますが、着実に事業成長をすれば成果に応じて年収が増える可能性もあります。
前年収と経験
現在の年収や個人の経験も重要です。スキルや経験が転職先とフィットし希少性が高い場合、スタートアップもそれを評価して給与を増額することがあります。
ストックオプションやボーナス
スタートアップではストックオプションでの年収補填があるのが特徴です。これらがオファー年収全体に大きな影響を与えることがあります。成功すればこれらが将来的に大きなリターンを生む可能性もあります。
また、最近ではSlaes職種などでOTEなどのボーナスが存在する企業も増えてきているのでその点で一般的には、スタートアップに参加することで将来的に大きなリターンを期待することができますが、即座に高い給与が得られるとは限りません。また、成功確度が高いスタートアップであれば、ストックオプションなどが将来的に大きな報酬に繋がることがあります。
転職の際には、オファーの金額だけではなく総合的な報酬や将来性を考慮して判断することが重要です。
ご自身の転職軸を改めて検討し、どこまでが可能な条件ゾーンなのかは生活水準と照らし合わせて考えた方が良いかと思われます。
また日経新聞の記事にもある通り、ここ数年での上昇は私も支援している中で実感しています。
これはVCからの資金調達環境が良くなったのも背景にありますし、採用難易度が日々向上しているマーケット環境も影響していると考えます。
とはいえ外資系企業や国内最大手企業などには届かない平均値でもあるので、そういった企業に属している方は年収のダウンは不可避かもしれません。
数字的にはスタートアップへのチャレンジはし易くなったとは思います。しかしながら、大事なのは「自身のキャリアイメージとフィットするのか否か」とそれに伴うリスク・リターンのバランスですので、是非とも色んな観点でお話をさせていただきながら検討のサポートをできれば幸いです。
